『対話劇』Interview② 山口もね
『対話劇』出演者インタビューはユウ役の山口もね(やまぐち・もね)さんです。
(聞き手:坂本樹)
ーーーよろしくおねがいします。自己紹介をどうぞ。
山口もねです。普段は街の星座という団体で演劇をやっています。キャストがメインです。
ーーー今回の脚本を読んだ時の感想は。
設定や舞台を聞いた時には驚きました。「え!アメリカ!?しかも1965年!?」でもよくよく設定や流れを見ていると、場所が特徴的なだけで、どこにでも誰にでもある身近な話だと思いました。家庭状況、出自、性別。それらがそれぞれ全く異なる人と人が出会って交流するのは、口で言うほど簡単ではないです。コミュニケーションの難しさが、何気ない会話の中でも現れてしまう、というのも今回の話の肝だと思っています。
ーーー今回、山口さんが演じるユウとはどんな役ですか?第一印象なども聞かせてください。
明るくて多くの人に慕われはするけれど、色々なことに鈍感な人です。初見から既に、ここまでハッピーライフを送れた人なんだな、と思えました。私は、何か事件が起こった時に正義感を持って行動する役を演じることが多いので、今回のようなただ何気ない日常を過ごしている役は珍しく、新鮮な気持ちで挑んでいます。
ーーー今までになかった役柄を演じる上で稽古場ではどんなことを考えていますか?
「何気なく言う」というところを意識しています。
稽古場での山口さん
ーーー宣伝文には「また、あなたと話がしたい」という言葉があります。あなたがまた話したい人っていますか?
祖父母が飼っていたペットの柴犬です。人ではないですし、「話したい人というより会いたい存在なのでは」と思われそうですが、これには理由がちゃんとあります。彼は私が小学校3年生の時に亡くなってしまったんですが、その時の私の頭が大分メルヘンだったことを差し置いても、私は彼とお話しできていたような気がするんです。犬と人、というより、一つの存在同士で交流してた気がします。言葉と言葉より、フィーリングとフィーリングがぶつかる時のほうが、『対話』できてるんじゃないかな、と思ったりします。もう会えないからこそ会いたいです。
ーーーどんな犬だったんですか?
なんだか、散歩とかしていてもどちらかというと私が引っ張られてるみたいな。お兄ちゃんみたいな犬でした。
ーーー最後に意気込みをどうぞ!
他の役もいい役者さんばかりで、毎度役者運がいいなと思っています。みんなの良さが伝わるように、対話しながら頑張ります!
ーーーありがとうございました!
『対話劇』
快晴プロジェクト#1
▷作・演出
長谷川浩輝(快晴プロジェクト)
▷出演
香村泉希(Petit French Kiss)
山口もね(街の星座)
松塚道顕(実験劇場)
磯尚太郎
阿部えれに
▷御予約(山口扱い)
http://ticket.corich.jp/apply/97281/005/
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